仕事、家庭、そして音楽。それぞれがバランス良く、好影響に繋がり合う音楽活動。
Music Planet(ミュージックプラネット)に参加したアーティストの、個性に迫る特集インタビュー。今回は、仕事+主婦+アーティストとして活躍する陽さんにお話を伺いました。
陽(YO)
1975年生まれ、愛知県出身。幼少期は、ピンク・レディーやWinkなど、日本のアイドルソングやPOPSに慣れ親しむ。子育てが落ち着いたタイミングで、大好きな「歌」に挑戦したいとミュージックプラネットに参加。現在は、講師業を行いながら音楽活動を続ける。
自分自身が「好きなことをやっている」背中を見せることで、説得力が生まれる
—陽さんの、「歌」に関する一番古い記憶を教えてください。
振り返ると、2歳くらいからずっと歌っているんですよ。当時は、ピンク・レディー全盛期で、よく姉と歌って踊っていました。小学生の頃は、休み時間に教室の空きスペースで、友達とWinkの曲を踊りながら歌っていたり…(笑)。このときは、テレビで歌番組が盛り上がっていて、学校ではいつも音楽の話をしていましたね。
—80年代音楽の全盛期に楽曲と親しんでいらっしゃったんですね。
そうなんです。でも、中学・高校・大学は音楽から離れてスポーツに打ち込んでいました。聴くのは好きだったんですけど…。
—中学生以降は、音楽をプレイヤーとしてやりたいと思ったことはなかったんですか?
中学3年生の時に、バンドをやってみたいと思ったんですけど、受験や進学があって出来ませんでした。それでも、どこかにはずっと音楽をやりたいという気持ちはあったと思います。
—それから、どのようにミュージックプラネットに参加されるのでしょうか。
音楽をやってみようと踏み出したのは、子育てが落ち着いたタイミングでした。当時、仕事である講師業1本をやっていくのか、違うこともやってみるのか、自分の生き方を考えてみたことがあったんです。正直、私は現状に満足していたので、やりたいことや好きなことを考えるのに苦労しました。そんなとき、子供たちが歌う姿を見て、改めて「音楽」は楽しくて良いなと思ったし、常に日常には「音楽」があると気づいたんです。
—お子さんのお姿から刺激も受けて、音楽をやってみようと思ったんですね。
はい。そしてミュージックプラネットを見つけたのですが、既に46歳だったので、年齢の制限が来る前に一歩踏み出そうと決心しました。
—実際に一歩踏み出した時の心境など覚えていらっしゃいますか?
オーディションを受けるときに、迷いはありましたね。でも、好きなことだし、やってみないと分からないなと思ったんです。やめることは簡単にできるけど、やらずに後悔するよりもやって後悔しようと思っていました。 そして、私は自分の子どもに「好きなこと」をして欲しいと思っていて、自分自身が「好きなことを」をしている背中を見せることで、説得力が生まれるなと感じていました。
オリジナル楽曲の共同制作の醍醐味
—ここからは、オリジナル楽曲『STEP』について教えてください。
「やりたいことはあるけれど一歩踏み出せない」、自分と同じような気持ちを抱いている人に向けてつくった楽曲です。「一歩踏み出してみたら楽しくて、新しい自分にも出会える」というメッセージを伝える応援歌になっています。
—どのように楽曲は制作されたのでしょうか。
クリエイターに私からいくつかキーワードをお伝えしました。それから歌詞をつくっていただいて。色々と汲み取ってもらったと思います。自分の曲だけど、良い意味で違う人の曲にも思えるんですよね。聴いていて、「そう、まさにこれ!」みたいな、共感が持てるというか。
—なるほど。ミュージックプラネットのクリエイターに任せた部分に共感できたり、励まされたりしているんですね。歌う際に意識されたポイントとかはありますか?
歌詞を伝える歌い方をするときに、仕事で意識している「相手に絵が浮かぶように話す」点だったり、子どもが劇団に入っていたのですが、その先生が子どもに指導していた内容を思い出したり(笑)。日常生活や仕事の考えを応用して歌を歌っていました。
—講師+主婦+アーティストである陽さんの個性が感じられる向き合い方ですね!楽曲への反響はいかがでしたか?
子どもが聴いてくれたんですけど、「ママっぽいね」という感想がありました。あとは、知り合いがラジオで私の楽曲を流してくれたり、仕事で参加したパーティで披露する機会もあったり、さまざま反響をいただきました。
音楽について考える時間が増えたけど、仕事と家庭のバランスは変わっていない
—ミュージックプラネット参加前と後で、陽さんに心境や環境の変化はありましたか?
今は、音楽を「より楽しんでいる」感じがします。もっと音楽を聴くようになったし、ミュージックプラネットから、ライブなどの色んな機会をいただいて、音楽について考える時間も増えました。 ただ、自分の立場や仕事など、やるべきことは変わっていなくて、講師業や主婦として生活するなかでのバランスは、音楽を始めたからといって変わってはいません。
—何かを始める代わりに何かをやめる必要はないですよね。そういえば、陽さんはこないだオープンマイクでも歌われたんですよね?
そうなんです。ミュージックプラネットのイベントで知り合った方との繋がりで、初めてオープンマイクに出させていただきました。
—歌で繋がって、音楽の幅が広がっているんですね。今後もオープンマイクやライブには積極的なご出演を考えていらっしゃるんですか?
そうですね。今後はもっと歌っていきたいですね。自分の曲をたくさんの人に聴いてもらいたいんです。最近ギターを習い始めて、最終目標は『STEP』を弾き語ることなんです。やりたいことや、自分でやれることは何でもあるなと思っています。
—今後のパフォーマンスにも期待しています!それでは最後に、陽さんにとって音楽とは何でしょう。
「空気」でしょうか。人々が呼吸するためには空気が必要なように、音楽は、なくてはならないものだと思います。そして、空気のように、世の中には常に音楽があると思っています。
仕事をしながら活動できるのがミュージックプラネットの特徴
音楽だけに絞らなくても、陽さんのように仕事と両立しながら活動できるのが、ミュージックプラネットの特徴の1つです。今よりもっと音楽を楽しむために、「ミュージックプラネットで歌手活動」という新しい選択肢で、世界を広げてみませんか?一歩踏み出して、胸に秘めた音楽への想いを私たちに聞かせてください。皆さんからのご応募をお待ちしております!